2010年1月23日土曜日

第1066回MS@相模原市

平成22年1月23日 午前6:30~7:30 於:ホテルセンチュリー相模大野
テーマ:私の倫理経営 出席者:28社33名
講話者:株式会社サービスメイク代表取締役 鈴木紀夫(当会幹事)



本日は、当会会員で株式会社サービスメイク代表取締役の鈴木紀夫さんのロング版会員スピーチでした。ショートスピーチの際に話題に取り上げたヤモリの話の続きを聞きたいとの要望が出たとかで、導入部はヤモリの話でした。
ヤモリは夜行性の動物で、基本的に昼間は出てこないのだそうです。事務所にヤモリを放し飼いにしたのは良いものの、鈴木さんはなかなか「彼」の姿を見ることができなかったそうです。ある日「いるなら出てきてくれ!」と強く念じたところ、翌日会社に出勤したら、「彼」がいたのだとか。普通に考えれば動物には人の言葉は通じないはずが、心の底からコミュニケーションしようとすれば、必ずできるものだと再認識したそうです。
つかみが終わって、3枚の紙を白板に掲げてから講話の本題に入ります。うち2枚は2001年からの日本の動きを示したもので、両方を見ると企業業績が伸びていく一方で、雇用は減り続けていることが分かる。こんなものは長続きするはずがない…と思っていたら、案の定リーマンショックが起こった。しかし、こうした厳しい状況の中でも、私の会社は過去最高の売上と利益を計上できた。
長く倫理を学ばせていただいている中で気がついたことは、倫理には宇宙の法則にもつながる絶対性・普遍性があることだった。努力することは大切だが、それでも物事が叶わない時に「自社(自身)がやってもやってもできない原因」がある。結局のところ、目先の利にとらわれず、純粋倫理とその底流にある宇宙精神に従って生きていくことが唯一絶対の道である、と改めて認識したと鈴木さんは語りました。

2010年1月16日土曜日

第1065回MS@相模原市

平成22年1月16日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野
テーマ 慣れることを恐れよ 出席社(者)数 61社66名
講話者 社団法人倫理研究所法人局普及本部長 中西 浩 常任理事



会長挨拶 板橋清会長
今回ははじめてお越しの方も多かったので、倫理法人会のアウトラインと「朝の学び」の効用について話しました。やや緊張している雰囲気を察し、「テーマはともかく、リラックスして聴いてください」と挨拶を締めました。

会員スピーチ 鈴木章仁相談役
6回目の年男となった日に病に倒れたが、実践で脳幹梗塞を克服できた。
克服できたのは、親を大事にすること、朝晩、親や先祖に祈りを捧げる実践の結果だと思う。
自分たちの報告をして、親に感謝をする、このことの繰り返しであった。
これも報恩感謝の実践の現れ。一番大切な健康を保つためにも、これからも実践を続けたい。

講話 法人局普及本部長中西浩常任理事
さすがだなという思いで鈴木相談役の話を聴いた。話の中の「報告」という言葉に、お願いするだけではなく、
土方を殺すに刃物は要らぬ、三日雨を降らせば良いという言葉がある。「土方」を「経営者」に置き換えて考えると、今なら「雨」を「時代の変化」に換えればピッタリ来るのではないか。
下りエスカレーターを登らされているが如き景気の状況を考えると、上げ潮であったり、広がりを見せている市場はそう多くないのではないか。需要減少で脱落していく者がいる一方で、他社の減少分を享受できて増収増益となっている者もいる。
そういう中で闘い続けるためには、体力・気力が欠かせない。健康であることはもちろん、気力も必要。絶え間ない努力も欠かせない面がある。とはいえ、人間はそういう中で心の緩みが出てしまう。高知や青森、山形などの地域を歩かせていただくと、総体的には冷え切った状況にある。彼らは「東京じゃ不況と騒いでいるず、我々には不況はない」という。都会の人たちは生意気だ」とも。よく考えて見れば、彼らは“不況”しか経験していないので、常時が“不況”で常に苦いもの飲まされてきた。バブル期のような“良い時代”を知っている故に、それと比べて「キツイ」という話になる。頭では分かっていても、なかなか気持ちを“良い時代”から切り替えられない方が多いようだ。
経営者がピークを迎えるのは「自社ビル」を建てた時だという。ここでホッとしてしまって、あとは徐々に下降線をたどってしまう。気持ちの張りがなくなってしまうからである。一方で、心に踊り場を作らずに進んでいける経営者は「初志」を貫けるかにある。桁外れな目標を「初志」として掲げることで、常に前に進もうとする気持ちが出てしまう。とりあえずできるものを掲げて、できたら一旦休んでまた新しい目標を掲げればと思うが、一度怠けることを覚えてしまうと、元には戻れない。山を登る時を思い出してもらえば良いのだが、登る時は「頭を下げて前屈み」だが、下るときは逆の姿勢になる。ましてや踏ん反りかえるようになれば終わりである。
「努力しているつもり」になってしまう方も多い。お客様に指示されない会社はつぶれてしまうが、では本当にお客を大事にしているのか、しっかりと振り返る必要があるだろう。人間は同じことを繰り返していると、慣れてしまう。感動や感謝がなくなり、当たり前になってしまう。「親しき者にも礼儀あり」というが、「何をやっても許されてしまう」と勘違いしてしまう。絶対触れてはならない話も「許されるだろう」と相手に甘え、阿てしまうと、大変なことになる。社員に対する不用意な発言も一緒で、人間は心の動きが日々違うために、同じことを話しているつねりが、違う形になってしまうこともある。
こうした「慣れ」の中にある「甘え」「油断」が、自分をモノサシにした「妥協」を招いていく。このくらいやれば十分ではないか…と思っていると、こうしたところからいろいろなものが壊れていく。「頼まれごとを絶対断らない」スタンスが保てれば、良い仕事が回ってくるが、一度「割が悪い」と仕事を選んでしまうと、相手は「選ばれた」ことを覚えていて、仕事が無くなったからともらいに行っても、相手は仕事を出さない…こうしたことは良くあることだが、目の前にある一つ一つを忘れずに積み重ねることは、世の中の人は良く見ていて、そこで信ずるに足る企業かを判断されてしまう。

2010年1月9日土曜日

第1064回MS@相模原市

平成22年1月9日(土) 午前6時30分~7時30分
於 ホテルセンチュリー相模大野
内容 平成22年度新年式

本日は、平成22年度の新年式でした。
・丸山理事長の新年挨拶(板橋会長代読)
・会長挨拶
・会員の決意表明
を行った後、乾杯・懇談を行いました。

暦というのはよく考えられたもので、綿々と続く毎日に「1年」という区切りをつけて、誰でも堂々とリセットできるチャンスをくれるのです。どんなに負け続けた人にも勝ち続けている人にも平等に。倫友の皆さまは(恐らくは)優等生ぞろいなので、むしろ勝ち続ける日々に活を入れるというところなのでしょうが、気分を新たにする良い機会になったようです。

翌日の夜は「新年会」でした。くだけた雰囲気の中で、会員(+会員家族)同士で交流を深めることができました。2次会のカラオケにも多数の方が参加されました。


以下、写真でご覧ください。