2009年11月4日水曜日

第1055回MS@相模原市



平成21年10月31日 午前6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 アイリス歯科医院 院長 若生美智代氏

テーマ 安全安心な医療提供

パワポでプレゼンされる若生さん







最初は、吉原洋子さんの会員スピーチです。



吉原さん



事業部制を取り入れて事業が順調に拡大していた頃、オーナーの自分のいうことを聞かない経理担当がいた。どうしたものかと個人指導を受けたところ、「あなたがいけない、謝りなさい」といわれた。

その時は何で私が…とカチンと来ていたが、今思えば、当時は生徒が増えてきて自惚れていた。もし「いうことを聞きなさい」とやっていたら、皆に反対されて孤立していたかも…倫理に助けてもらえて幸せとのお話でした。



若生さん



若生さんは茨城のご出身。由野台中、山手学院高校を経て、国家試験合格率90%台という北海道当別町にある東日本学園大学(現:北海道医療大学)歯学部に通いました。

卒業後は数カ所の大学病院や歯科医院の勤務を経て、昨年「アイリス歯科医院」を開業されました。アイリスはギリシャ語で「虹」を意味する言葉で、病から健康への掛け橋になれれば…という思いで名づけたそうです。加えて「患者さんの多種多様なニーズへの対応」も「7色の虹」で示しているとか。



医院名の由来



歯科医院で安全・安心な治療が実現するためには、歯を治すだけでなく、全身疾患の一環として歯科治療に取り組むことが欠かせません。そのため、若生さんは研修医になる際に「口腔外科」を選択、横浜労災病院や鶴見大学で口腔外科に在籍されたそうです。

歯科治療ではデリケートな口腔部を扱う上、治療中の出血がつきもので、院内感染のリスクは避けられません。しかも、患者さんがB型肝炎に罹っているか…と検査もできない以上、「全員感染している…」との前提でリスク管理をせざるを得ません。そこで、アイリス歯科医院では、徹底した消毒・滅菌など「目に見える安全・安心への取り組み」を実践しているそうです。



歯科医院を選ぶコツ



ご紹介いただいた「歯科医院を選ぶコツ」は、↑の3ポイントです。

1.続けて通わないと治療は完結しないのは当然ですね。痛くなくなったら通うのをやめたそこのあなた、要注意ですよ!

2.歯科医院の軒数がコンビニよりも多い中、差別化を図るために最新の医療技術を競って取り入れる傾向があります。しかし、本当に最新の技術が患者さんに合っているのでしょうか。

自分(医師)の興味のために患者さんをテストベッドにしている方もいるそうで、患者さんの話をキチンと受け止めて、本当に「必要な」治療を「希望通り」施してくれる医院がベスト。

人間同士の相性が合わないと、いうまでもなく悲惨なことになってしまいます。「話をしっかり聞いてくれる」かどうかが大切です。

3.感染対策については、先に述べたとおりです。「スタッフも含めて全員グローブをしているか」「器具は清潔か(滅菌されていると分かればベスト)」「赤い唾液(出血している)を見過さないか」などがチェックポイントです。



倫理との出会い



倫理との出会いは、職場の教養でした。開業医勤務時代に目にして「これは良い」と思ったそうです。最近までは当会会員が「月中に」「1冊だけ」持ってきてくれるものをスタッフ全員で読んでいたそうです、何とか「タイムリーに」「全員分」をもらいたいと入会を決意したそうです。倫理を通じてスタッフと共に、多種多様な患者さんのニーズへの対応に不可欠な「すべての人を受け止める人間力」を学びたいと語っていました。










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