2009年12月19日土曜日

第1062回MS@相模原市



平成21年12月19日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 有限会社さがみ原工房 代表取締役 麻生龍雄

    (相模原市倫理法人会副会長)



麻生さん







鈴木紀夫さん



会員スピーチは鈴木紀夫さんでした。最近、ヤモリを家の中で放し飼いにしているが、そのヤモリから気づきがえられているとか。鈴木紀夫さんのロング版会員スピーチは来月23日に行っていただく予定です。



そして、麻生さんのロング版会員スピーチです。

昭和15年釧路市に生まれた麻生さんですが、ルーツは九州にあるそうです。以前、夕張に出かけた際に、九州から秋田を経て北海道に渡ったことが分かったそうです。釧路の中で麻生といえば…と名前が知られていて。麻生太郎前首相とは遠い親戚なのだとか。



中学の卒業文集に「日本一の看板屋になる」と夢をしたためた麻生少年は、中学卒業と同時に家業に携わるようになりました。成人式を終えて約1カ月後に、父親の師匠の長男が江東区で営んでいる看板屋に入ることにしました。既に看板屋を4年やっていて、本当は展示の看板屋になって一旗揚げるつもりでいたのだとか。デパートの催事の看板を作りながら2年半ほど過ごすと、いったん釧路へ帰郷します。

昭和38年に弟弟子の姉と結婚すると、再び釧路を離れて相模原市南台に移ります。翌年にさがみ原工房を個人事業者として設立、平成3年に法人を設立しました。倫理との出会いは平成12年2月で、当時の相模原市中央準倫理法人会に入会されました。



会場の様子



看板のルーツは定かでないところがあります。商業的な告知広告としては、奈良時代の書籍の中に「商いが正午からはじまり、夕暮れ前に鼓を3回打ったら終わるものとする。商う際に自分の名前を書けば商売を許す」というものが最初に記録に現れているものですが、ややアテにならないようです。

江戸時代になると、衝立のように足の付いたものや、箱看板、ろうそくを入れた照明看板など現在の基本になるものができてきました。「文明開化」の明治時代には、全国的にチラシも広まってきたといいます。寄席の看板などで使われる「勘亭流」は、四角く直線的で「枡が一杯になるように」との願いが込められているそうです。



麻生さんは、業界団体(社団法人神奈川県広告美術協会)の会長も務めています。業界団体が法人格を備えているのは神奈川県と鹿児島県だけだとか。これからは団体に入っていないアウトサイダーの看板屋さんもどんどん取り込んでいきたいと考えているそうです。



大石さんと江成さん



連絡事項は大石事務長、誓いの言葉は江成会員でした。












2009年12月12日土曜日

第1061回MS@相模原市



平成21年12月12日(土) 午前6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 常総みなみ倫理法人会副会長・株式会社クーロンヌジャポン 代表取締役 田島浩太氏

テーマ 一人の百歩ではなく百人の一歩のチーム作り



プレゼンの様子









講話者の田島さんは現在41歳。平成6年に個人で創業、7年後に法人を設立して、現在は年商10億円を伺う勢いです。講話のテーマに「一人の百歩ではなく百人の一歩のチーム作り」と掲げた田島さんですが、本当は「一人の百歩」になりたいのだが、自分にはその力がなく「百人の一歩」でやるしかないと謙虚に語ります。



経営理念

田島さんの会社の経営理念



チームの力で規模を拡げつつある田島さんの会社ですが「親切が先、商いが後」という理念を掲げて、個人商店の心を失わないための努力を続けています。これは田島さんが、ある肉屋さんで「クレームにはできない(ならない)が、不愉快な思いをさせられた」経験から、自分の店ではそれさせないように、逆に「ありがとう!」といわれる嬉しさを感じられる環境を作りたいといいます。また、スタッフが「雇われ感・やらされ感」を抱いてしまうと、小さなムダが生まれてくるために、結果として収益性が低下して、それが給与の抑制につながっていく。それを防ぎ、経営者(当事者)意識を持ってもらうために、毎月試算表を開示しています。



鬼と金棒

鬼と金棒の意味



職人の世界では「鬼と金棒」の両方が必要だと田島さんは語ります。

「金棒」(技術、スキル…)は磨きやすいが、これだけではダメ。できれば金棒が大きくなりすぎる前に「鬼」(生き方、考え方)の要素を育てないと、頭でっかちなだけになってしまう。金棒だけが育ちすぎると「やってあげている」という調子になってしまう。

トップは個々のスタッフにとって大切なものをよく知って、それを支えることが「百人の一歩」なのだと田島さんは語ります。



会場の様子



本日の出席者数は、28社31名でした。



役員会



モーニング終了後、役員会が開催されました。






2009年12月5日土曜日

第1060回MS@相模原市



平成21年12月5日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 社団法人倫理研究所 徳留忠敬 参事

テーマ「人の心は“信頼”で動く」







本日の会員スピーチは、牛島一昭幹事でした。



講話者の徳留さんは、鹿児島県のベテラン税理士です。

28歳で税理士を取ると同時に開業、53歳で鹿児島市倫理法人会に入会しました。

60歳になった時に行った富士研で「生まれ変わろう!」と決意したそうです。

20歳若い税理士と事務所を合併しようという目標を立てたそうです。

66歳にして目標を達成(鹿児島県内で第1号の税理士法人)した後も、70歳でコーチングで出会って、72歳で内閣府認定コーチ試験に合格、日本最高齢のコーチとなったそうです。

今では、税理士・コーチとしての経験・スキルを活かした経営相談と、倫理の学びを活かした倫理相談という2つの柱で、中小企業の再建支援を手がけてられています。



人は「信頼できる人と働きたい」もの。

社員に希望と期待を持たせる。期待は行動力で示すもの。

自分の仕事に誇りを持たせて、しっかり任せてしっかり聞いていく。

これだけをすれば、絶対に人は動いていく、と今までの経験と学びから申し上げたい。



コーチングは難しくない。

聞く→聴く→質問、というステップを踏めばよい。

集中して話を聞くことは(とても難しいが)営業の原点である。

今の日本には「しっかり受け止める」ことが欠落しているが、非常に重要である。

大変な時代だからこそ、気づいたらすぐすることが、成功の近道である。



先週のミカン狩りは、参加者38名でした。




2009年11月28日土曜日

第1059回MS@相模原市



平成21年11月28日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

テーマ 売れる人と売れない人の決定的な違いとは

講話者 株式会社ファミリースマイル 成田 直人 氏









会員スピーチは鈴木章仁相談役。

杖を持たずに歩いて、こうして皆さまの前で話せるようになった。とても有難い。

外から見ると元に戻ったように見えるが、口の中の麻痺が残っている状態である。病を超えていく努力をしている。他人を変えるには自分から変えるには自分から…というが、71年間でできてきたものを壊していくことに挑戦している。身体はともかく、心だけでも変えていきたい。



講話者は株式会社ファミリースマイルの成田直人氏。

売れる人と売れない人は、考え方から違うといいます。学生時代にABCマートでアルバイトの販売員になったばかりの頃は、自分も売れない販売員だったそうです。「会社で販売量トップになる」と面接で啖呵を切って入ったものの、思いと行動が一致させられずに悩んでいた時に、たまたま同じ商況施設に働いていた母親の「あなたは人の役に立っていないから売れない」という一言で目覚めたそうです。



売るために自分のタイミングだけで声を掛けるのではなく、目の前の人に徹底的に尽くすことを心がける。具体的には、お客様の動きをよく観察してから、お客様が共感するまで、(売りたいモノ・サービスを使っているシーンを想像しながら)相手を知るための質問を繰り返すことで、本当のニーズと信頼をつかめるといいます。



ここまで販売を突き詰められたのは、父親の借金のために小さい頃から苦労していた母親からの「あなたが生きているだけで幸せ」という言葉を聞いて、母親のために何かできないか、という気持ちになれたからだそうです。とはいえ、そうした気持ちが大学に入って少しゆるみ、売れないことに悩む中で、先ほどの一言を聞いて、自分が本当に変われたそうです。それ以降はアルバイトを週6日入れて、休日は一流のシューズショップを回り、徹底的に真似れるところを真似たそうです。こうした経験は売るモノが靴からパソコンに変わっても活かせるもので、お客様とのコミュニケーションの「質」と「量」の深さを増していくことで、売上の3割輪リピート客と紹介客で固めることができたそうです。「~が欲しい」ではなくて「成田さんから買いたい」というお客をどのくらい持てるかが大切なのだとか。




2009年11月21日土曜日

第1058回MS@相模原市



平成21年11月21日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者:小滝会計 代表・埼玉県倫理法人会事務長 小滝 敏郎 氏 テーマ:倫理入門編



吉野さんと板橋会長







これは何…



会員スピーチは小林俊介幹事。何とも形容しがたい営業ツールを回しながらのスピーチでした。最近は「アル中(チュ)ハイマー」で、飲むと(物事を)すぐ忘れてしまうとか。

年末年始で飲む機会も多いですから、気をつけたいところですね。



小滝氏



小滝さんは、倫理の他にも税理士会などで役員を務めています。それゆえに「小滝さんはいつ仕事をしているのですか?」と聞かれるとか。朝起きの実践のおかげで、大抵の場合は朝6時に仕事をはじめて、10時までには片付ける。10時になるとスタッフが出勤してくるので、後を任せて自分は飛び出していくそうです。



倫理入門編ということで、万人幸福の栞をひもときながら、普段の実践をベースにしたお話となりました。



1.小さい実践の積み重ね

信号待ちにも倫理…誰も見ていなくても信号を守る。「誰も見ていないから」は×

時間にも倫理…時間ピッタリに客先へ行くことで、信頼を作る。10分遅れて「大丈夫ですか」と聞かれるようになれば、時間が正確との信頼に

印鑑にも倫理…安い法人実印で欠けたままの方に「代えた方が」というと「たいしたことない」との回答。その方は数ヶ月後、会社を潰してしまった

居酒屋にも倫理…どんな立場(バイトの店員とも)仲良くして、基礎的な人間関係を作ることで、何か得るものがあるはず

クルマにも倫理…イギリスでは愛車にニックネームをつける習慣がある。これはクルマを大事にしている証拠で、実際に事故率は低いのだとか



2.逆転の発想 心が優先

触らぬ神にたたり無しの倫理…日本古来の考え方が基本。宮中某重大事件も「慈しみの心を対峙にすること」で解決を見た

赤塚不二雄氏にも倫理…「それでいいのだ」には、“存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れること”それで影の世界から解放されて、その場・その場が異様に明るく感じられる。



3.倫理と道徳の違い

どうぞ座って下さいと喜んで、心を込めて席を譲る…倫理

世の中の規範・義務だから席を譲る…道徳

道徳の上を行くのが倫理で、これからも皆さまと学んでいきたい。



竹尾さんと高瀬さん



連絡事項は竹尾副専任幹事です。

昨日の経営者の集いの報告(参加者32名でした)

29日のミカン狩りについて(現在23名、あと22名は大丈夫です)

来月19日は忘年会(かつまさ)、再来月21日は初釜(堀内邸)があります。



本日の参加者は27名でした。

 


2009年11月14日土曜日

第1057回MS@相模原市



平成21年11月14日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 (株)横浜催眠心理オフィス 代表取締役 大滝 たもつ 氏(鎌倉市倫理法人会幹事)

テーマ 万病のストレスから心と身体を守るプロの催眠心理技法







会員スピーチは石井幹事でした。



催眠療法は、西洋では医療行為と切り離せない存在となっていますが、日本ではまだ「宗教じゃないの」と聞かれることも多く、うさんくさく見られている向きもあるとか。



大滝さんの著作「トラウマ力」は、“人に生きる勇気を与える本”として注目を集めているそうです。本の中で“せっかく”受けたトラウマをプラスに活かしていこうという生き方をお勧めになっています。



催眠療法との出会いは、大学でカウンセリングを学ぶ中での「絶望」にあったそうです。カウンセリングは「聞く」ことがメインで、こちらから問いかけることができない。これで本当に人は救えるのか、と師事していた先生に聞いたが、明確な答えがもらえず、何か違うものがないかと思っていたところで、催眠療法と出会うことができたそうです。

とはいえ、催眠療法には実力以外の要素が必要なのだそうで、見た目が若かった(大学卒業時に高卒程度にしか見えなかった)自分のところに患者さんが来て「さあ、心をすべて開いてください」といわれても、本心を開帳する訳がない。そこで、ある年齢になるまでは催眠を「封印」して、自宅の2階で学習塾を開くことにしました。そこで気がついたのは、「簡単なことを難しくいうのはやさしいが、その逆が難しい」ということに、叔父の言葉から気がつかされたそうです。



欧米では、催眠にかからない人はメジャーになれないといわれています。自分に意識して催眠を掛けることで、潜在能力を発揮させることができるのだそうです。究極の催眠は「完全催眠」といわれる『今から催眠にかけますよ』とはいわずに掛けていくのだそうです。潜在意識が「偽物か本物か区別が付かない」ことを活かしているといいます。逆にいうと「イメージ」が湧かせられないと、全く利かないものでもあるとか。



ストレスは「圧迫感」を示す物理用語が語源です。したがって、「(圧迫感の元を)出す」ことが解決策となります。カラオケで発散するのも解決方法の1つですが、我慢しながら歌う(出す)のでは、精神的なストレスは解決しないそうです。肉体の疲れと精神の疲れは違うので、自分を守るための身体の自然な働きも、実は精神の疲れを取るため(泣くことや(身体的な原因によらない)嘔吐・下痢も然り)なので、それらを抑えないことが大切だそうです。



催眠療法は特殊なものではなく、一家に一人できる人がいてよいといいます。より高次元なことをできる(する必要がある)我々のようなプロは存在価値があるのだといいます。



良いものを広げようと思っても「間に合ってます」といわれてしまう。そういう時に理念を持って理想の高い人のいるところにいけば拡がるはずで、そういう場所が倫理だったと大滝さんはいいます。



出席者数は30名でした。




2009年11月7日土曜日

第1056回MS@相模原市



平成21年11月7日(土) 午前6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講師 社団法人倫理研究所 普及事業部 企画室 津隈 亮二 研究員

テーマ 己を磨く四つの“カン”



会場の様子







最初は荻原保典相談役の会員スピーチです。

長い倫理歴を持つ荻原さんですが、皆さんの前でお話されるのは久しぶりと思います。世の中に迷惑を掛けることなく、後に事業を残していきたい…とお話されていました。



荻原さんと津隈さん

荻原相談役(左)と津隈研究員(右)



今回のテーマである「己を磨く四つの“カン”」は、津隈氏自身が「自分を変えるための実践」として自ら取り組んでいることだそうです。



観察の「観」

心にテーマ(目的意識)を持って物事をしっかり「観る」。

目的意識を持って取り組むことで、気づきが起こり、自分が変わる。

自分の実践でいうと、会った方と握手をして、良いところを3つ見つけていくことで、生理的にイヤな人がいなくなった。逆に「イヤな点」を見てしまうと、不足・不満の元となる。

「相手をよく知る」ためには、知ること・見ることが大切で、「万人幸福の栞」にあるように、「信じる」が知ることで前提であって、「信は動いて愛となる」。

表面に惑わされず自他共に成長していくための礎が「信」であり、先入観を持たずに相手を「観て」いくことが大切であると、雑誌「致知」の例からご紹介いただきました。



感性の「感」

感性は創造性の元。「雪が溶けた」から連想すると「春が来る」「雪が溶ける」…といろいろとイメージできる。倫理の定番フレーズである「打つ手は無限」も、感性がないと、先入観にとらわれた狭い選択肢しか浮かばず、物事が解決していかない。

感性を鈍くするのは「当たり前」になること。やってもらって当然と考え、感謝を忘れると感性は鈍っていく。感謝を忘れないために自分自身が取り組んでいくことが重要。



…ここまでで「残り3分」となってしまったので、残りは簡潔に。



ゆとりの「閑」

自分自身と向き合う時間を持ち続けると、人が成長するために必要な「ゆとり」が育まれる。



完遂の「完」

何事も最後までやりぬくこと。MSでのメリハリのある拍手も「完」の実践である。



大石事務長と小林教利幹事

連絡事項の中でイブニングのご案内/大石事務長(左)と小林教利幹事(右)



イブニングのご連絡

最後の相模原市制記念日(11月20日)に実施するので、1人でも多くの方をお連れください。



ミカン狩りと忘年会のご連絡

ミカン狩り 11月29日 バス予約のため、出欠だけは早めにご連絡ください。

忘年会   12月19日 19時~、会費は5,000円です。ご予定のほどよろしくお願いします。



出席者数は「26社31名」でした。




2009年11月4日水曜日

第1055回MS@相模原市



平成21年10月31日 午前6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 アイリス歯科医院 院長 若生美智代氏

テーマ 安全安心な医療提供

パワポでプレゼンされる若生さん







最初は、吉原洋子さんの会員スピーチです。



吉原さん



事業部制を取り入れて事業が順調に拡大していた頃、オーナーの自分のいうことを聞かない経理担当がいた。どうしたものかと個人指導を受けたところ、「あなたがいけない、謝りなさい」といわれた。

その時は何で私が…とカチンと来ていたが、今思えば、当時は生徒が増えてきて自惚れていた。もし「いうことを聞きなさい」とやっていたら、皆に反対されて孤立していたかも…倫理に助けてもらえて幸せとのお話でした。



若生さん



若生さんは茨城のご出身。由野台中、山手学院高校を経て、国家試験合格率90%台という北海道当別町にある東日本学園大学(現:北海道医療大学)歯学部に通いました。

卒業後は数カ所の大学病院や歯科医院の勤務を経て、昨年「アイリス歯科医院」を開業されました。アイリスはギリシャ語で「虹」を意味する言葉で、病から健康への掛け橋になれれば…という思いで名づけたそうです。加えて「患者さんの多種多様なニーズへの対応」も「7色の虹」で示しているとか。



医院名の由来



歯科医院で安全・安心な治療が実現するためには、歯を治すだけでなく、全身疾患の一環として歯科治療に取り組むことが欠かせません。そのため、若生さんは研修医になる際に「口腔外科」を選択、横浜労災病院や鶴見大学で口腔外科に在籍されたそうです。

歯科治療ではデリケートな口腔部を扱う上、治療中の出血がつきもので、院内感染のリスクは避けられません。しかも、患者さんがB型肝炎に罹っているか…と検査もできない以上、「全員感染している…」との前提でリスク管理をせざるを得ません。そこで、アイリス歯科医院では、徹底した消毒・滅菌など「目に見える安全・安心への取り組み」を実践しているそうです。



歯科医院を選ぶコツ



ご紹介いただいた「歯科医院を選ぶコツ」は、↑の3ポイントです。

1.続けて通わないと治療は完結しないのは当然ですね。痛くなくなったら通うのをやめたそこのあなた、要注意ですよ!

2.歯科医院の軒数がコンビニよりも多い中、差別化を図るために最新の医療技術を競って取り入れる傾向があります。しかし、本当に最新の技術が患者さんに合っているのでしょうか。

自分(医師)の興味のために患者さんをテストベッドにしている方もいるそうで、患者さんの話をキチンと受け止めて、本当に「必要な」治療を「希望通り」施してくれる医院がベスト。

人間同士の相性が合わないと、いうまでもなく悲惨なことになってしまいます。「話をしっかり聞いてくれる」かどうかが大切です。

3.感染対策については、先に述べたとおりです。「スタッフも含めて全員グローブをしているか」「器具は清潔か(滅菌されていると分かればベスト)」「赤い唾液(出血している)を見過さないか」などがチェックポイントです。



倫理との出会い



倫理との出会いは、職場の教養でした。開業医勤務時代に目にして「これは良い」と思ったそうです。最近までは当会会員が「月中に」「1冊だけ」持ってきてくれるものをスタッフ全員で読んでいたそうです、何とか「タイムリーに」「全員分」をもらいたいと入会を決意したそうです。倫理を通じてスタッフと共に、多種多様な患者さんのニーズへの対応に不可欠な「すべての人を受け止める人間力」を学びたいと語っていました。










2009年10月24日土曜日

第1054回MS@相模原市



平成21年10月24日(土) 午前6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

テーマ「昆虫類と人間関係」 

講師:株式会社タケダホームサービス 代表取締役 土田喜正氏



迫力満点の土田氏

講師の土田さんです







■板橋会長の会長挨拶

妻の力だけでなく、自然と一体になって、犬と一体になって朝起きができるようになった。

4:00~4:20に起きて、日課の墓参に出かける。そこで1日の誓いを立てて、故人に礼を尽くす。是非、朝起きに取り組んでほしい。



板橋さんと荒川さん

左:板橋会長、右:荒川さん



■会員スピーチは荒川千津子幹事

35年前に「若草」というサロンを始めた。今は友人から「名前を変えたら」といわれる。だが、高齢者が45%近くに達する社会情勢を踏まえると、主人は「時代の先端じゃないか」と言ってくれる。

倫理に出会うチャンスは3回あった。だが、サロンの開きたての時は子育てで忙しく、15年前は大学で学んでいたため、縁はいただけなかった。3年前に同業の松園さんの話を聞くべく入会し、100回は休まずに通ってみようと決めた(2回だけ休んだが)。

最初に職場の教養を息子に渡した時は「宗教に入ったの?」と言われたが、最近は「まだ来ないの?」と聞かれるようになった。「カレンダーも使えるし、役に立つ」とも。家ではやらない掃除や洗濯も会社でやっていると聞いて、倫理に人を変える力があると感じた。

自分自身もイチローのインタビューを聞くときに、倫理を学中で聞こえ方が変わった。「当たり前の積み重ねの大切さ」を聞くと、17箇条の質の高さを感じる。



会場の様子

やや人数が少なく、残念でした・・・・



■講話者は株式会社タケダホームサービス代表取締役の土田喜正氏

さまざまな機会に講話をさせていただいているが、生い立ちを話すのは始めてとか。

向が岡工業高校を卒業して、スタンレー電気に入った。設計の仕事に携わったが「大卒には敵わない」と感じた。そうした時に技術課長とサシで話している若者を見て驚いた。聞けば営業担当だという。「営業って凄いな」と感じて、何とか追い付こうと経済学を1年間独学で学んだ。当時は年1回、ランクアップ(最終学歴にゲタを履かせられる)試験があり、経済学でトライした。「おまえは電気で受けるのじゃないのか」とあきれられたが、何とか合格できた。

そこで労働組合の仕事に携わっていたところ、常務から呼ばれて「組合の専従にならないか?」と声をかけられた。「経済は学んだが、何で自分が」と聞いたところ、「それは分かっている、おまえの心だ」と言われ、逃げずにやってみようと思った。3年間泣きながらやっていたが、この経験は後で役に立った。「経験こそ宝、経験にはムダがない、だが経験を生かせるか、自覚できるかは自分次第」といいたい。



次に本題。

「ハチと組織」

アシナガバチは「気ままでいい加減」「飽きるのも早い」。しばらく待てば居なくなってしまう。事後のチェックも甘い。刺されても死なないので、慌てなくて良い。

対して、スズメバチは「規律統制がとれている」「根気よく追いかける」。一度いなくなったと思っても偵察部隊が残っていて、次のチャンスをうかがっている。

威嚇された時に目をそらせば必ずやり返されるが、目をそらさずに後ろに下がれば彼らが退いていく。

会社の組織として、アシナガがよいのかスズメが良いのかといえば、明らかに後者である。目をそらせば負け、というのも企業間や担当者間の競争でも同じハズ。

「ムカデの愛」

なぜムカデに刺されるのか。彼らは決して好戦的ではない。“たまたま”人間が彼らの上に乗ってくる、すなわち攻撃されるのでやり返すだけのこと。常に家族と行動を共にするムカデが身を挺して家族(社員)を守る姿から、我々は学ぶことがあると思う。駆除の現場では情をかけると仕事にならないので、彼らを追い詰めていくが。



本日は夕方の懇親バーベキューに備える方が多いためか、やや少なめの出席人数でした。



土田さんと高瀬さん

左:土田氏、右:バーベキューの最終案内をする高瀬副事務長








2009年10月17日土曜日

第1053回MS@相模原市



平成21年10月17日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 K's-Workshop 代表 調布市倫理法人会副会長 五十嵐和美氏

テーマ 心のマネジメント



講話者の五十嵐氏







今回は、調布市倫理法人会副会長の五十嵐和美氏が講師でした。以前は企業を経営していた五十嵐さんですが、現在はK’s-Workshopの代表として、「素質論」を用いた人材育成に携わっています。



会場の様子



社会で生きていく中で他人とのコミュニケーションは欠かせないのは、皆さまご存じの通りです。よく「第一印象は3秒で決まる」といわれますが、「この人はこういう人だ」と仮説の下で決めつけるよりも、「相手に合わせたコミュニケーション」ができれば、相手も心地よく感じて、物事が円滑に進むのだとか。その際に「相手を知るために何が一番有効か」と考える際にもっとも有効だったのが、生年月日も元にした統計(データベース)で、この統計をベースにしたコミュニケーションツールが「素質論」で、五十嵐さんはこれを有効に活用しているそうです。



五十嵐氏



大きく人間は3タイプに分かれていると五十嵐さんはいいます。



H…ヒューマンタイプ

他人と争わず、一緒に物事をなしていこうというタイプ。

プロセス重視で、演繹法的思考を好み、レポートなどは文章を作り込みたい傾向。



E…エコノミータイプ

自分の行動が一番大切(自分軸)なタイプ。

帰納的思考を好み、レポートなども箇条書きかつ逆順法で済ませるタイプ。



O…オーソリティタイプ

誰にも縛られたくない左脳系自由人タイプ。

感性豊かでユニークな思考・着眼点を持っているが、それゆえに分かりにくく映ることもある。



先に記した通り、誕生日で一番強く出る部分(タイプ)が分類できるとか。

これを知った上で相手と話していけば、コミュニケーションギャップは起きないはず、とのことです。



最後に大石事務長が連絡事項を伝達し、無事終了となりました。

来週はMSと親睦バーベキューの「朝夕2部制」です。

お楽しみに。










第1052回MS@相模原市



平成21年10月10日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

講話者 社団法人倫理研究所 荒木良仁 法人局普及本部首都圏副方面長

テーマ 磨け! 実践力



会場内の様子







講師は倫理研究所法人部普及本部首都圏副方面長の荒木良仁氏です。

長らく、富士研で「みそぎ」の指導にあたられていた方ですね。



最初に、いつもの輪読と会員スピーチです。今回のスピーチは判治副会長。

会長挨拶は、緊張している判治さんを落ち着かせるため(?)にゆっくりめ。



会長挨拶と会員スピーチ



頭数でよければ…と始めた倫理の学びでしたが、仕事好きで真面目な倫友と会えることが心地よいと感じていた。そんな中で深く考えずに貸しコンテナ業をスタートした。

ある日、家子が賃料を溜めて破綻、残されたガラクタの処理に途方に暮れたが、倫理を学んでいたおかげで、苦難福門を思いだし、「このくらいで済んだ」と感謝できた。しようと思っていなかった実践を続けて4カ月、倫理に会えて幸せ、と語ってくれました。





続いて、荒木副方面長の登壇です。



壇上の方面長



富士研で受講者が

①日常の基本動作を徹底して体得

②富士研でないとできない実習

をできるようにするためには、事故防止が欠かせない。

そのために、滝行に出かけた。



滝に打たれる中で、「寒い」→「痛い」→「呼吸ができず」→「痛い」と来て、

最後に「滝と一体になって痛みがなくなる」のだそうです。

そこでは、状況にとらわれずに他人の幸せをどれだけ思えるかで、一体となれるかが決まるのだとか。

逃げずにそうしたプロセスに身を投じることで、感謝の気持ちを日常で磨けるキッカケがつかめる。そのキッカケを富士研の「みそぎ」でつかんでほしいと願っています。



当たり前の感謝の実践として日々できることとして、

「蛇口に一礼して、水に感謝する」、これから始めてみては、とのお話しでした。



お話の序盤に富士研のみそぎの前に行うウォーミングアップを教わりました。

みそぎの前に限らず、日常生活の健康管理にも有効なものですが、あちらこちらで「痛い」という声が…。健康管理のシグナルが聞こえたのですね。



ウォーミングアップ1



ウォーミングアップ2



水戸さんと大石さん



ゲストの水戸まさし参議院議員もウォーミングアップに取り組みました。

連絡事項は大石事務長でした。






2009年10月6日火曜日

第1051回MS@相模原市



平成21年10月3日(土) 6:30~7:30 於 ホテルセンチュリー相模大野

テーマ(講話者) 会員スピーチ(中村修治・井上真伯)



会歌斉唱

「夢限りなく」斉唱の様子









辞令交付の様子

石井幹事と荻原相談役に辞令を手渡しました



今回は、会員スピーチのロング版でした。

2名の会員にお話をいただきました。



「長い」話に先立ち、猿田幹事によるショート版の会員スピーチがありました。



猿田さんと板橋さん

猿田幹事と板橋会長



最近は「妻ではない女性と暮らしている」とのこと。

82歳になる実母と同居し、介護を続けています。まさに栞の13条(91ページ)の実践です。

女性はいくつになってもおしゃれ心を忘れていないものだそうです。



次は、中村さんの会員スピーチ。

学校を卒業して、気がつくと建築業界に入り頑張っていましたが、昨今の不況で勤め先の会社がなくなってしまいました。困り果てた時に相談に乗ってくれたのが猿田さん。

そこで自分の技術と経験を生かして独立しようと決意、個人事業者として創業しました。これからも頑張っていきたいとのこと。



会員スピーチ2名

左:中村さん、右:井上さん



井上さんは「今さらながら」の自己紹介をしました。

カタカナ商売は、えてして「何をする人か分からない」と言われがちなので、どんな仕事をしている人なのかと、独立までの経歴を話しました。



次回は、倫理研究所法人局普及本部首都圏方面長の荒木良仁氏が講師です。

前日の夜には「幹部研修」もあります。役員の方は出席よろしくお願いいたします。




2009年9月27日日曜日

第1050回MS@相模原市



平成21年9月26日(土)午前6時30分~ 於・ホテルセンチュリー相模大野

テーマ「平成22年度相模原市倫理法人会会員総会」



辞令交付の様子

県辞令交付式に出席できなかった役員に、辞令を交付しました







総会に先立ち、いつも通りの栞の輪読と会員スピーチを行いました。



司会者と輪読担当

司会は吉野幹事、輪読担当は小林俊介幹事



会員スピーチは、モットーはケ・セラ・セラ、自称「人畜無害」の麻生副会長でした。

時間いっぱいで話し足りない様子でしたが・・・・

弟の紹介で倫理と縁を得た。学んだことを伝えることは難しいが、若い人の足を引っ張らないようについていきたい、と抱負をお話しいただきました。



麻生副会長



そして、会員総会です。委任状と出席者を併せて54名の表決権行使があり、全会員79名の過半数を超えたため、総会の成立が宣言された後、事業方針や詳細の活動予定について各々の役割を担当する役員より、決意表明と説明をしていただきました。



役員その1

板橋会長と大澤専任幹事



役員その2

竹尾副専任幹事と大石事務長



役員その3

小林教利イブニングセミナー委員長と高瀬副事務長・親睦委員長



役員その4

久松環境委員長と判治女性委員長





最後に、去る14日の県辞令交付式に出席できなかった方へ板橋会長より辞令を交付しました。



辞令交付その1

辞令交付その2




2009年9月23日水曜日

第1049回MS@相模原市



平成21年9月19日(土)午前6時30分~ 於・ホテルセンチュリー相模大野

講話者:相模原市倫理法人会会長 板橋清氏

テーマ「平成22年度所信表明」



受付の様子(1)

開始10分前の受付の様子です。





本日は、平成22年度から会長に“復帰”した板橋さんの所信表明です。

といっても、会員総会は翌週に設定し、思う存分語っていただく場としました。



会場内の様子

本日も2人掛けでほぼ満席の状態となりました。ありがとうございます



司会者と会長

緊張している(端からはそう見えない)進行の吉野幹事といつも通りの板橋会長



輪読と会員スピーチ

輪読担当は小林俊介幹事(左)、会員スピーチは但野副会長(右)



今期から「会員(5分間)スピーチ」がはじまりました。とはいえ“但野節”を堪能するには時間が足りないようです。ロング版会員スピーチでの登壇を期待しましょう。



事務連絡と会長スピーチ

板橋会長(左)と連絡事項担当の大石事務長(右)



板橋会長のスピーチの要旨は以下の通りです。

・今まで人に「(物事を)頼んでばかり」の自分が「頼まれた」ことが、ちょっとおかしかったが、恩返しのつもりで引き受けた

・以前に役職をやったときは、役を終えて燃え尽きてしまったが、一昨年に身体をこわしたことと、昨年来の未曾有の危機で「頭だけで」(倫理を)学んでいたことに気がついた

・最も多い時には80名いた社員は17名にまで減ってしまったが、病気と犬との出会いを機に早起きできるようになったことで「原点からやり直す覚悟ができた」

・これまでは間違いだらけの人生だったが、多くの人の助けで今の自分がある(生かしてもらっている)。だからこそ自分には倫理が必要であり、今回の会長を請ける決意を固めた

・経営は悩み、決断することの繰り返しであるが悩みっ放しではダメで、間違いの原因を追求し襟を正すことが大切で、そのための拠りどころが倫理である

・ゆえに、多くの人々に倫理の必要性に気づいてもらい、経営者が間違いを正し、社員干す悔い、地域に明るさを根付かせたい

・自分もそうだが、人生は出会いで変わり、感動によって行動が変わる。倫理を長く学ぶだけではダメで、実践すること、それを続けることが肝要である





事務連絡

・10月24日の懇親バーべキューの出欠は。できれば9月中、遅くとも10月10日までにお知らせください

・来週は会員総会です